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女子決勝 技を繰り出す津波古梨心＝NHKホール
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全日本ブレイキン選手権最終日は16日、東京・NHKホールで行われ、男子はパリ五輪代表の半井重幸（ダンサー名・SHIGEKIX、第一生命保険）が決勝で世界選手権覇者の菱川一心（ISSIN）を破り、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。女子は昨年2位で半井の姉、半井彩弥（AYANE）が、県勢の津波古梨心（RIKO）に勝ち、5大会ぶり2度目の頂点に立った。津波古は準々決勝は2―0、準決勝は3―0で勝ち進んだが、初のオープン決勝は1―2で競り負けた。比嘉美空（Chura）は、8強だった。
柔らかなフットワーク光る
前回準優勝の実力者・半井彩弥（ダンサー名・AYANE）を相手に堂々としたパフォーマンスを見せた津波古梨心（読谷高3年、ダンサー名・RIKO）だったが、1―2で惜敗した。
相手はヘッドスピンやウインドミルといった豪快なパワームーブを中心に繰り出した。それに対し津波古はスピード感あふれる技を繰り出し、柔らかなフットワークが光った。
流れる足さばきに、スワイプスなどパワームーブを織り交ぜる。片方の肘ついて半回転、逆立ちで前後に開脚したまま大きく体を反らせてフリーズ。曲調に合わせて細かな足技も繰り出した。
全3ラウンドを終えて結果を待った津波古。第1ラウンドは2―3で失ったが、第2ラウンドは3―2で並ぶ。勝敗の決まる第3ラウンドだったが、1―4で相手に軍配が上がった。
2024年12月の世界選手権では日本勢最高位の4位に輝くなど、沖縄だけではなく日本を代表するB―Girlだ。
「結果だけ見るとすごく悔しいが、準備してきたことや、やりたいことは全て出し切れた。すごく楽しかった。達成感はある」。全日本の初の頂点は逃したが、17歳の躍進はまだまだ終わらない。
（名波一樹）
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